吃音 大人になってからの治し方!治療方法!
一般的に吃音というのは幼少期になる場合が多く、大人になると治る場合がほとんどです。
ところが、全く逆のケースもあります。
つまり、幼少期の頃は普通に流暢に話せていたのに、大人になってから吃音になってしまうというケースです。
このようなケースは決して珍しくありません。
大人の場合でも約100人に1人は吃音の症状があると言われています。
大人になってから発症する吃音は2種類に分ける事ができます。
獲得性神経原性吃音と獲得性心因性吃音です。
大人の獲得性神経原性吃音とは?
獲得性神経原性吃音は、脳・神経・筋肉のいずれかの疾患・障害によって引き起こされます。
これは、話す際に特定の音を正確に発音する事が困難な状況を引き起こします。
この種の吃音は、ストローク、脳損傷、多発性硬化症、パーキンソン病などの神経疾患、または顎・舌・咽頭・声帯などの外傷や疾患によって引き起こされる場合があります。
獲得性神経原性吃音の治療は、原因によって異なりますが、一般的には言語療法、呼吸・発音トレーニング、および薬物療法などが用いられます。
問題が長期的に持続する場合は、専門機関の診察を受診する事をお勧めします。
大人の獲得性心因性吃音とは?
獲得性心因性吃音は、精神的な要素が原因となって発症します。
特にHSP、エンパスなどは、獲得性心因性吃音が発症しやすい傾向にあるようです。
大人の獲得性心因性吃音を改善するのに最も有効なのは認知行動療法です。
大人になってからの吃音は医療機関を受診
子供の頃は流暢に話せていたのに、大人になってから吃音が発症したのであれば早めに医療機関を受診しましょう。
一人で抱え込んでいても何の解決にも繋がりません。
精神科、心療内科、耳鼻咽喉科などの医療機関を受診すれば専門家が症状を和らげる方法を提示してくれるはずです。