心因性吃音と獲得性吃音の原因とは

吃音は天才病である
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吃音の原因とは

吃音の原因とは

吃音の発症の原因は体質七割:環境三割です。

 

国や人種や文化が違っても吃音の発症率は変わりません。

 

発達性吃音は遺伝的要因と環境的要因が
合わさって発症すると考えられます。

 

この二つの要因が揃った時に吃音が発症するのであって、
どちらか一方の要因だけでは発症しません。

 

遺伝的要因だけで吃音が発症するなら、
同一の遺伝子を持つ一卵性双生児の場合、
一人が吃音を発症すれば、
もう一人も吃音を発症するはずです。

 

しかし、必ずしも二人揃って吃音が発症するとは限らず、
一人が吃音者でもう一人が正音者の場合が多いのです。

 

それは、環境的要因の影響で発症するからです。

 

従って、環境を整えたり、
訓練したりする事で、
吃音は改善します。

 

吃音者の約半分は思春期前に自然治癒すると考えられています。

 

吃音者は、流暢に話している時に比べて、
どもっている時の方が声帯に力が入りすぎる傾向にあります。

 

喉の力を抜いて軟起声で話すだけでも、
吃音は改善されます。

 

舌の動きは吃音発生には直接は関係ありません。

 

吃音の原因は発声の音源である声帯が内転しているからです。

 

吃音は一つの部位が原因ではなく、
感覚運動統合の障害です。

 

吃音は喉頭や舌だけの問題ではなく、
脳に関係しています。

 

吃音者は苦手な言葉を話す前に予期不安が生じます。

 

特定の言葉でどもるという経験から発音しにくい音を意識し、
特定の言葉に対する不安が強化されます。

 

不安は扁桃体・海馬が活発に働き、血液が集中します。

 

扁桃体・海馬に血流が集中すると、前頭葉、側頭葉、後頭葉などに
必要な脳の他の部位に充分に血液がいかないという事になります。

 

吃音は、身体的な欠陥よりも心因的な要因が大きいとされています。

 

歌、朗読、独り言の時に吃音が発症しない、
また常に吃音するのではなく、
吃音しない時も見られるならば、
心因性吃音と思われます。

 

脳神経系の欠陥ではない心因性吃音は
精密検査を受けても異常所見は出てこないと思います。

 

心因性吃音の原因は緊張・不安・恐怖であって、
その緊張が交感神経に作用して発声器官の
筋肉を硬直させて吃音が発症するのです。