広島県の小児吃音外来がある病院を受診しよう
自分が喋りたいと思っている通りにスムーズに話すことができない状態のことを、吃音と呼んでいます。
音や単語が頻繁に繰り返されたり、喋りたい言葉が出てこない、言葉を引き延ばすなどの症状が見られるため、人との会話がスムーズにいかず、コミュニケーションがうまく図れなくなることもあります。
これにより心理的にも大きな負担が生じることもあるでしょう。
具体的な症状としては音や単語の一部を繰り返す連発、言葉が詰まるブロック、言葉を引き伸ばす伸発などが挙げられ、これらの症状が1つでも見られる場合には吃音が疑われることになります。
吃音の原因には発達性と獲得性と呼ばれるものの2つに分けられます。
そのうち9割は発達性と呼ばれるものであり、幼児期に発症するのがほとんどです。
いまだに原因が解明されておらず、7割程度は遺伝子異常なのではないかとされています。
成長も症状が残ればその他の原因を疑います。
そして獲得性とは脳の損傷や神経学的疾患等の病気などが原因となって起こる獲得性神経原性と、精神的なストレスなどによって発生する獲得性心因性に分けられます。
これらの症状が出た場合の治療方法はまだ確立されていないのが実情です。
このようなことから多くの場合には、出来る限り症状を軽減するための措置が行われることになります。
子供の場合には言語聴覚士と一緒に発話をしたり言葉を追って発話する方法等を行い、症状の軽減を目指していきます。
その他にもメトロノームを使ったリズム療法などが行われることもあるでしょう。
成人後も症状が続く場合には、言語聴覚士の指導を受けるものがあります。
治療期間は年齢や発達時期、治療内容などによっても違いますが、一般的には3年ほどの治療期間が必要だとされています。
このような症状が現れた場合には、できるだけ早い段階で病院に行くことが望ましいです。
吃音の種類や症状によっても異なりますが、心療内科や小児科、リハビリテーション科などを受診します。
広島県には小児吃音外来のある病院もあります。
専門的に見てくれるため一番望ましいといえます。