福島県で小児吃音外来と向き合う病院を探すなら…
最近、ドラマの影響もあり
多くの人に知られるようになった「吃音」
その原因ははっきりと分かっていないことが多く、
薬もありませんが、
コミュニケーション障害の一種とされています。
話す時に
「こここここ、この前」
のように同じ音を繰り返したり、
「いつ、つ、つも、ありがとう」
のように同じ音でつっかえたりする症状がみられる人。
でも、脳やのど・舌などの発語器官に問題が
認められない人が診断を受けることが多いです。
また、自分が話す時につっかえてしまうことを恐れて
極度に話さない人も吃音と診断されることがあります。
その他、「……今日」のように
言葉を発するまで時間のかかるタイプ、
「えっと」「あの」を多用するタイプ、
話す緊張のせいで体をのけぞらせる、
手足を打ち付けるなど身体的な症状が出るタイプなど、
話すことに困難や課題をもった様々なタイプが存在します。
吃音をもつ人の多くは幼児期からで、
「吃音小学生用コミュニケーション態度自己評定尺度」や
「TS式幼児・児童性格診断検査」などで
原因を調べる検査があります。
大人になってから起こすケースもあり、
その場合は音声言語医学会が行う検査もありますが、
多くの場合は事故や不幸な出来事などの
心理的要因が原因となっている可能性が高いので、
心療内科への受診が必要です。
病院で検査や診断を受けたい方は、
まず耳鼻咽喉科を受診することになるでしょう。
ですが、先程も書いた通り
心理的要因が考えられるなら心療内科、
お子さんの場合であれば
小児科からの受診になることもあります。
一体どの科を受けるのが一番いいの!?となってしまいますね。
ですので「言語聴覚士」がいるかどうかを
病院選びのポイントとしてください。
言語聴覚士は国家資格を持って発声や聴覚に
困難をかかえる人の検査・訓練・助言を行う人です。
吃音のためだけの専門家ではありませんが、
話すこと聞くことについてのエキスパートといったところでしょう。
福島県では、武田綜合病院(会津若松市山鹿町)で
小児言語発達促進訓練が行われています。
また、寿泉堂綜合病院のリハビリテーション科にも
言語聴覚士が在籍しています。
まずは、電話などで話し方について気になる点があること、
言語聴覚士の方に相談したい旨を
問い合わせておくのが良いでしょう。
また、日頃かかっておられる耳鼻科や小児科があれば、
そこで一度相談をして言語聴覚士のいる病院や
リハビリセンター等を紹介してもらうことも考えられます。
完治することは難しくても、
自分のもつ症状を理解することで
症状を和らげることはできます。
サポートしてくれる機関を見つけて、
治療の足掛かりになるといいですね。