吃音は何科の病院?どこに相談?受診の目安は?
吃音は何科の病院を受診すればいいのでしょうか?
この記事では吃音は何科の病院を受診すればいいのかを具体的に詳細にお伝えしたいと思います。
吃音は、言語療法士や音声言語学者などの専門家による診察・治療が必要な場合があります。
特に、重度の吃音や他の発音障害がある場合であれば、なおさら専門家の治療が推奨されます。
まずは、近所の病院や医療機関にて、精神科、心療内科、耳鼻咽喉科、言語聴覚科などの受診をご検討下さい。
医療機関の診察を受診した上で、定期的に適切な治療を受ける事で、より効果的な結果が得られるでしょう。
何科を受診すべきか?
吃音症は大きく2種類に分ける事ができます。
発達性吃音と獲得性吃音です。
発達性吃音と獲得性吃音では何科を受診すべきかが大きく異なります。
発達性吃音と獲得性吃音では、発生原因が違うので治療方法も異なります。
【発達性吃音】
発達性吃音は子供の頃から生じる吃音です。一般的に、発音能力や言語発達に関連する問題や、生物学的な因子などが原因とされています。発達性吃音は、早期に発見して治療すれば、改善する可能性が高いです。
【獲得性吃音】
獲得性吃音は大人になってから生じた吃音です。獲得性吃音の場合、ストレス、トラウマ、声帯の疾患などが原因となります。獲得性吃音は、原因に応じた治療が必要となります。
という訳で、発達性吃音と獲得性吃音では、何科を受診するべきかが異なるのです。
発達性吃音は何科を受診するべきなの?
発達性吃音を持っている場合は、言語聴覚科または小児科を受診するのがおすすめです。
言語聴覚科は、言語や音声に関連する問題に特化しているので、吃音の治療にも適した専門医がいます。
また、小児科は、子供の健康に関連する問題に特化しているので、小児期に発生する発達性吃音にも対応できます。
獲得性吃音は何科を受診するべきなの?
獲得性吃音の場合は、言語聴覚科または内科を受診するのをおすすめします。
内科は、内臓や全身の疾患に関連する問題に特化しているので、吃音が他の疾患と関連している場合でも対応できます。
心因性吃音は何科を受診するべきなの?
獲得性吃音の中でも、トラウマやストレスによって発症する心因性吃音というものがあります。
心因性吃音なのであれば、精神科または心療内科を受診するべきでしょう。
心因性吃音は、ストレスや不安などの心理的な要因によって引き起こされる場合があるので、精神科医によるカウンセリングや心理療法が効果的です。
心療内科では、心臓や血管などの身体的な問題から吃音が引き起こされる場合もあるので、心臓や血管の疾患の治療と一緒に吃音の治療もできます。
何科よりも重要な事
何科を受診するべきかよりも重要な事があります。
それは医療機関側に吃音に対する理解があるかどうかです。
その医療機関に吃音に対する理解があるかどうかを事前に調べておくべきです。